老化をコントロールする
2025/06/08
【夏の始まり】
じめじめした梅雨が明けると暑い日本の夏が始まります。
皆様今年の夏を乗り切る準備は出来ていすか?
今回は、日常生活で避けては通れない様々なストレスや生活環境による免疫力低下など、心身の不調の対処法を
『ⅮrⅠshiguroの健康スクール』のヘルスコーチ石黒先生の投稿から考えていきたいと思います。
大切な免疫システム
〔①老化細胞が及ぼすもの〕
こんにちは石黒です。
今日は、老化研究の最前線について話します。
老化には人間の体の免疫システムが重要な関わりを持っています。そのため免疫のシステムをコントロールできれば様々な疾患や老化を防げるのではないかといわれています。
老化のプロセスとしてわかってきていることは、老化細胞が存在することで老化が促進されていくということです。
老化細胞とは、細胞自体が傷んでいるのではなく、傷みきる前の細胞のことです。
この老化細胞が長くいると老化が次のステップに移ります。
少しだけダメージがある状態で仕事をしなくなった老化細胞は最初は動かないので、それ以上の老化を防ぐという作用があります。しかし
その老化細胞がたくさん集まると炎症を引き起こし、細胞のがん化や老化を加速させます。
止まっていた老化がどこかの段階で加速するということです。
最近、老化細胞は炎症だけでなく、がんも引き起こすことが分かってきたので、老化細胞を取り除く研究が進んでいます。
ではなぜ、老化した細胞が体の中に居ついてしまうのか、それは免疫細胞が老化細胞を取り除くことができないからです。
免疫は、自分の組織は基本的に攻撃せず、感染した異常な細胞や露骨ながん細胞に対して免疫細胞は攻撃します。しかし老化細胞は少しだけ機能が衰えた状態なので、免疫細胞が敵として認識しませんだから退治しないのです。
大切な免疫システム
〔②がん細胞を駆逐する〕
がん細胞は時が過ぎるにつれ、免疫細胞が及ばないようなシステムを構築します。そのため、がんが自分の免疫細胞から逃れる手段を壊すことでがん細胞を治療していくというのが今の免疫治療の中心の考え方です。
老化細胞を除去するためにも、同じように免疫細胞をスルーしてしまう状態をブロックできないかという研究が行われています。
『Nature Aging』に報告された研究を紹介します。
この研究は、がん細胞を駆逐するためのメカニズムを利用して老化細胞を駆逐できないかという内容です。
免疫システムであるT細胞はリンパ球の一種であり、ウイルスやバクテリアなどの有害な病原体を見つけて破壊するのを助ける免疫細胞です。
T細胞は接触したウイルスを記憶するメカニズムがあります。
ウイルスが2度3度体内に入り接触した場合、撃退することをT細胞は記憶しています。しかし
がん細胞に対してはなぜか攻撃をしません。何らかの影響でその反応が止まります。
そこで、T細胞を一度体の外に出して戦車のように改造し、もう一度体の中に戻す治療が実際に使われています。この治療法は
ⅭAR-T療法という免疫療法の一種です。特に血液のがん細胞に対して使われている療法です。
・自己免疫疾患
・エイズ(元になるHIⅤの感染症)
・Ⅽ型肝炎
これらのウイルス感染症などの治療をサポートする役割があるとして期待されています。
そしてこのⅭAR-T療法を老化細胞の除去に使えないかという動物実験をしたところ、見事にマウスの老化細胞を除去することができました。老化細胞を除去したマウスは
・体重の減少
・代謝改善
・糖の代謝能力が改善
・運動量が増加
このような変化がみられ若々しく健康になりました。
傷ついた細胞を取り除くことで健康的な状態に戻ることができる可能性が示されました。
ⅭAR-T療法は、1回だけ治療すれば終わります
繰り返し行う治療ではありませんが、良いことだけではありません。なぜなら
治療に対しての反応が激烈だからです。
・発熱
・全身の皮膚の炎症
・皮膚のただれ
このような激しい免疫反応が出るので一時的にすごい状態を乗り越えないといけません。そのため、単に老化を防ぐ方法としてはリスクが高いのです。
さとう式リンパケアの目的
【➃カラダは素晴らしい免疫システムを備えている】
世界的に注目されて研究が進む【リンパの働き】
さとう式リンパケアはこの生体に備わった免疫システムが正常に働くことを願い、その入り口ともいえる、毛細リンパ管(排水口)にリンパ間質液が滞りなく排泄されるしくみ(ケア)に着目してきました。
皮膚に優しく触れる微細な振動で筋肉を緩める。柔らかな言葉と深い呼吸
全てはリンパの巡りの原理に合わせたケアになっています。
[血液]は肺から酸素を豊富に取り込み、酸素と栄養分を全身の組織に送り届け、老廃物を排泄する
一方多くの白血球や血小板を含む[リンパ液]は排泄された老廃物や組織中の異物(細菌など)や、がん細胞・ウイルス・細胞の死骸などをリンパ管やリンパ器官に運び廃棄する、免疫システムに乗ってやがて鎖骨下静脈と接続しリンパ液を血液中に戻す役割があります。
この生体の神秘に着目し、滞ることなく働くことを願ってさとう式リンパケアは在ります。
わたしたちは食事・運動・リンパケアで生活習慣を整え、老化のコントロールを提案いたします。

