リンパサロンで創作帯の展示会
2024/11/21
『野の草』創作帯展示即売会を終えて
【和の文化は生き方】
11月2(土)・3(日)当リンパケアサロンで開催された創作帯の展示会。
2日午後からは予定外の台風に遭遇したものの、秋の里山にたくさんの方が足をお運びくださいました。
「真木さんの作品を実際に見たい。」「ご本人にお会いしたい。」そんな作家さんのファンはもちろん皆様和服。
なんと2日午後は、はるばる雨の中電車に乗って和服でいらして頂きました。小さな最寄駅に佇む姿は美しく、思わず送迎用の小さな車が申し訳なく感じました。
「今回は作品の数が少なくて・・・。」と真木さんの言葉に、実は出発日ギリギリになって、片頭痛に見舞われるほど制作の手を止めなかった
彼女の帯に対する思いが胸を打ちました。
そんな帯作家としての誠実さに引き寄せらるファンが多いことは、今回一緒に展示会を進めてきた仲間も納得。
サロンの築年数と同じ いやいやそれ以上の、大切に保存されていた美しい織や柄の布が、丁寧に洗い張りされ帯として息を吹き返す。
しかも全て一針一針手縫いで仕上げていく。今回買い求めた半幅帯を締めてみて感じた、締めやすさと体に馴染む優しさ・・・
そして、もちろん彼女のお眼鏡に叶った柄や質感の帯を返すと、ハッとするような色彩や柄の布が寄り添っています。
つくづく彼女が描いた世界観に圧倒されました。
そして、自分の仕事が生き方まで昇華できているだろうか?と自分に問いかけてしまった二日間でした。
どうか皆様も『野の草』さんのHPでその温かさに触れてみてくださいませ。
野の草
【時を紡ぐ】
https://nonokusa.storer.jp/
日常を彩る半幅帯
【手放せなくなる私の一点もの】
真木さんの半幅帯は不思議と着物を選ばない。
袖を通したいお着物をしっくり引き立ててくれる。だから手放せなくなる。
真木さんに逢いたくて
【お気に入りの一点】
お気に入りの一点を探しに、
雨の中を駆け付けてくださったファンの方。
今日の帯も真木さんの作品。
明治の布が時を超えて息を吹き返す
【センスが映える】
美しい帯を返すとハッと息を吞む世界が・・・
古布は新しい帯として息を吹き返す
手ぬぐいの妙
【使い方色々】
展示会に必ずお供する小物の一つ〔手ぬぐい〕
今回、真木さんの襟元を飾る半襟は心憎い柄の手ぬぐい
その使い方を知ると何枚も欲しくなる。
季節を染める
【一服の絵】
真木さんが選ぶのは一服の絵画のような手ぬぐい。
季節の山野草は染の濃淡が美しい。思わず壁に飾りたくなります。手ぬぐいを使った半幅帯も素敵