新しい年に思うこと
2025/02/14
『14歳からの哲学』
【考える】
君はいま中学生だ。
どうだろう。生きていることは素晴らしいと思っているだろうか。それとも、つまらないと思っているだろうか。あるいは、どちらなんだかよくわからない、なんとなく、これからどうなるのかなと思っている。多くはそんなところだろうか。
生きていることは素晴らしいと思っている人にとって、生きていることは素晴らしい。なぜって、その人が生きているこは素晴らしいと思っているのだから。
生きているこはつまらないと思っている人にとって、生きていることはつまらない。なぜって、その人が、生きていることはつまらないと思っているから。
どうだろう、こんなふうに言われて、君は何か意外なことを聞いたように感じるだろうか。それとも、すごく当たり前なことを聞いたように感じるだろうか。
14歳の心
【稚拙さゆえの「桜花無尽蔵」】
この文章は、哲学者であり文筆家でもある
故 池田 晶子の『14歳からの哲学』の中の一文です。
彼女は、哲学を専門用語にたよらず日常の言葉によって「哲学するとはどういうことか」を語り続けた。
私がこの文章に出会ったのは60歳を過ぎてから、友人が始めた【人生を明るく楽しく生きる模索会】の「お題」として出されたもの。
いわゆる人生観が変わる瞬間。そのことを哲学として捉えるにはあまりに幼く稚拙であったものの、カーテンを開けて朝の光が降り注ぐような、自分の14歳の頃の不思議な感覚が蘇り「なるほど~!そうだっだたのか⁉」と気づかせてくれた文章です。 https://ameblo.jp/hontomo21/entry-12830756853.html
文章は、生きていることを更に深く掘り下げてくれます。
「自分が、思う」
【不思議を掘り下げていく】
生きていることが素晴らしいかつまらないかということは、つまり、その人がそう思っているということなんだろうか。その人が素晴らしいとかつまらないとか思っているから、生きていることは素晴らしかったりつまらなかったりしているんだろうか。つまり、自分がそう思っているから、そうなっていることなんだろうか。
そうだ、その通りなんだ。生きていることが素晴らしかったりつまらなかったりするのは、自分がそれを素晴らしいと思ったり、つまらないと思ったりしているからなんだ。だって自分がそう思うのでなければ、一体他の誰が、自分の代わりにそう思うことができるのだろうか。
やっぱりすごく変なことを言われた感じがするかな。でもよくわからないけれども、なんだかもうわかっていることのような感じもするよね。何とも言えず不思議な感じがしているんじゃないかな。
いったい何が不思議なんだろう。その不思議な感じを自分の中へ、ずうっと追いかけて行ってみてごらん、不思議の感じの出てくるところを、きっと見つけられるはずだから。
誰か見つけられたかな。そう、不思議な感じの出てくるところは、「自分が、思う」というこのこだ。この「自分が、思う」ということは、いったいどういうことなんだろう。そう気が付いてみると、ものすごく不思議なことではないだろうか。君は、これまで十数年間いきてきたわけだけれども、ふと気が付いたら、君はいつもずうっとこの「自分が、思う」をやっていたわけだ。いつでもどこでもどんな時でも、「自分が、思う」だったわけだ。これって、当たり前で、何かすごいことなんじゃないだろうか。
【人生のバイブル】
どうでしょう。作者が14歳のこどもに語りかけた文章であり、60代の私にとっては、もっと早くこれに出会えていたら、もっと人生を楽しめたのに・・・と感じられた文章でした。でも、そう感じた後で、この歳になったから理解できる「自分が、思う」なのか?そうであれば、この作品は、出会った時にその人の[人生のバイブル]になる一冊。
人生の全ての場面で人は自分で決めて自分で選択して生きているわけです、誰かに影響されたり、何かの考え方に傾倒したり、はたまた血の滲むような努力だったり、そうやって選択した人生で
生きていることは素晴らしいとかつまらないと感じるのは”自分がそう思っている”と自覚していただろうか。
素晴らしいとかつまらないと感じた原因やキッカケに目が行って、この素晴らしい人生が一生続くことを願ったり、つまらなくした原因を恨んだりすることに心を使っていないだろうか。
実は、生きていることが素晴らしかったりつまらなかったり、自分が思って60年以上生きてきた訳です。
これに出会った時、「自分が、思う」に気が付いたら、その後の人生の選択が変わってくるのでは?
生きることは素晴らしい。自分が、そう思っている。
作者から、今を生きる私たちへのメッセージのように思えてならないのです。
私は不調を感じて、当サロンにお見えになる方に「自分が、思う」を感じるのです。
「生きることは痛い・しんどい・辛い・つまらない」から「生きていることは素晴らしい」を求めてご来店されます。
それは他でもない「自分が、思う」のです。
貴方の、ご予約をお待ちしております。