センス・オブ・ワンダー
2024/10/01
【センス・オブ・ワンダー】
「知ることは感じる事の半分も重要ではない」
【レイチェル・カーソン】
1907年5月ペンシルバニア州生まれ。アメリカ合衆国において1960年代に環境問題を告発した生物学者。
合衆国内務省魚類野生生物局の水産生物局の水産生物学者としてキャリアをスタートさせ、1950年代にネイチャーライターとなった。
著書『沈黙の春』は人類史上において環境問題そのものに人々の目を向けさせ環境保護運動の始まりとなった。没後の1980年、当時のアメリカ合衆国大統領
ジミー・カーターから大統領自由勲章の授与を受けた。また
『センス・オブ・ワンダー』は没後、彼女の友人たちによって編集、出版された遺作であり、今なお読み継がれている。
著書『沈黙の春』で彼女は農薬や殺虫剤の環境汚染の実態に警鐘を鳴らした。
その中の「知ることは感じることの半分も重要ではない」は
自然が、著者を通して人類に向けて発信したメッセージのようにも思える。
[本文より]
わたしは、
こどもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。
子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、
さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。
幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。
美しいものを美しいと感じる感覚、
新しいものや未知なものにふれたときの感激 、
思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、
次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。
そのようにして見つけだした知識は、しっかり身につきます。
【ほんものの味】
「食事は楽しい時間」
皆さんは家族の食事を作っていて楽しいですか?
子供たちと食卓を囲んで、目の前のメニューについてや材料のお野菜やお肉のことが話題になりますか?ピーマンや人参、アクのあるお野菜をどうやって食べてもらおう???
小さく刻んでお肉に潜り込ませたり、ミキサーで形をなくしたり悪戦苦闘していませんか?
ほんらい野菜はアクがあったり、それぞれ歯ごたえが違っていたり、色や形が違っていたり・・・
その違いが野菜であり持ち味です。
‟未来を生きていく子供たちに、大地からの贈り物である美味しい野菜を食べてもらいたい。
野菜本来の本物の味を味わってほしい”
今回は、そんな思いで野菜を作り、その無農薬・無堆肥の野菜をたくさん食べた鶏さんが生んだ卵を生産している方の紹介です。
70兆のパターンの中から奇跡的にお母さんの子宮の中にやってきた「たった一つのかけがえのない
いのち」は十月十日お母さんとへその緒で繫がり酸素や栄養をもらいます。
やがて準備が整ったところで、赤ちゃんは自らオキシトシンというホルモンを分泌して、お母さんの陣痛を促します。ということは、子供は自ら生まれてくるのです。
狭い産道を通ってやっと地球に降り立った生命は先ずは母乳を飲みます。
母乳はお母さんが食べたもので作られる、赤ちゃんにとって命の源、血液と同じ成分です。
そんな母乳で育った子供たちはやがて大地で育った野菜や卵を頂きます。
子供たちは自ら大地と繋がって大きくなっていきます。
そんな命の循環・大地の循環を支えたくて野菜や卵を作っている仲間たちがいます。
【いが野の農園 https://www.iganofarm.com/】
[ある日のブログから]
冬の朝
今日は今年一番の冷え込み、マイナス2℃からスタート。よく布団から寒くて出られないって話聞きます。私も以前はそうでした。でも、今は飛び起き朝食も食べず愛犬を散歩し、車で13分畑に向かう
今朝、早朝は深い霧におおわれて皮膚もピリピリ。9時半すぎるとやっと太陽も落ち着き、畑はキラキラの穏やかな空気に包まれる。このときが私の最大の幸福を感じる時間。
寒い中しっかり冬の草は畑をはっています。
鎌でかりかり草を採ります。畑は草をとる作業がメインになります。地道に草をり、土をかいていくと野菜たちはまた大きくなろうとしてくれます。
ありがとう毎日寛容な野菜たち。
明石家さんまさんの師匠が、さんまさんに言ったこと
『人生生きてるだけで丸儲け』
自然界や周りの人たちに今日も生かされています。
恵子
恵子ちゃんは、いろいろな国を旅をしながら食について研究を深め、今の農法や暮らしに辿り着いた女性。時々私が一緒に暮らす光子さん(農園を始めた方の奥様)を訪問すると
魔法のスムージーが出てきます。。恵子さん特製のスムージー。
レシピは季節の野菜とヨーグルト✙魔法=loveとわたしは呼んでいます。
家に帰って同じものを入れて作っても決して同じ味にはならないのです。夏はキュウリやニガウリ・モロヘイヤ等が入ります。だからどうしても何かの味が突出してきます。
彼女が作るスムージーはみんなの味は感じるんだけど、何一つ突出するものが無く優しくまとまっています。だから私の、訪問する楽しみの一つになっています。
実践から生まれるモノ
「伝えたいもの」
「しばらく鶏が観られないと描けなくなるのよね~」
そう彼女の絵は観て感じたもの。彼女の言葉であり、伝えたい思いなのです。
まさに【センス・オブ・ワンダー】観て、触れて、感じた感動が絵になっています。
私は彼女のこの絵がだい好きです。
農園の鶏たちが、なぜこんなに穏やかなのか?なぜこんなに丈夫な腸を持っているのか?
そこには入雛準備から【初卵】を産むようになるまで、彼らの願いを叶えるための『養鶏法』があります。
その法は[養鶏]という形を借りて、私たちの[子育て・人育て]に一筋の光を灯すものです。
いつか、その養鶏法が一冊の絵本になって、わたしの手元に届くことを願っています。